加齢に伴い顔のたるみや口周りのほうれい線に悩み始める女性は多く、少しでも老けた印象を隠そうと厚いメイクをしがちです。
しかし濃いファンデーションを厚く塗るとシワ部分に溜まって余計に目立ってしまうという状態になりやすくなるので、ベースとなる肌を若々しい状態を取り戻す方法として「リガメント」が注目されています。
そもそも顔のたるみが起こる原因は、加齢によって肌の弾力を支えるコラーゲンが減少したり筋肉の衰えによってたるみが発生することが関係しています。
コラーゲンの減少を化粧品で食い止めようとしても、筋肉の衰えのケアは
十分に行わない人が多いため、この部位に注目した表情筋のお手入れが重要になります。
リガメントとは皮膚や筋肉、脂肪や骨などをつなぐ支柱の役割を持つ
繊維状の束になった接着組織であり、この部位に弾力性としなやかな状態を
保つことが出来ることで筋肉と皮膚にハリの維持が可能となります。
加齢と共にこの部位の弾力がだんだん失われると皮膚のハリがなくなって
顔のたるみに繋がるため、マッサージを定期的に行うことで顔の硬くなった部分と
周囲の筋肉といっしょに優しくほぐしてケアをすることが大切です。
効果的にフェイスアップする方法
年齢と共に目立ちやすく顔のたるみを改善するためには、普段のお手入れで
表情筋を引き上げる効果を持つ顔のマッサージを行うことが重要だと考えられています。
そして自分でお手入れを行う上で重要なポイントとなるリガメントは、頬骨のライン上に複数あり
重点的にケアを行うべき場所は、ほうれい線に関係している黒目の下にある頬骨と
交差する部分を中心に中指を利用してこめかみに向かい斜め上に引き上げます。
引き上げた時に口周りの深いシワが目立たなくなり、ピンとリフトアップしていると見えたら
そこを重点的にマッサージするようにしましょう。自宅でのお手入れでは基本的に指だけ利用して
マッサージすればいいですが、より高い効果を期待するならメイクブラシを活用することをおすすめします。
アイシャドウやコンシーラー用の直径5mmほどの凹凸のないスティックを使用し、
マッサージ前に軽くクリームを塗ってから行うと摩擦を減らして丁寧に解きほぐすことが出来ます。
お手入れ時間は両頬をあわせて2分以内に完了させることが顔のたるみ対策に効果的です。
スティックで丁寧に解きほぐしたら、仕上げとして手を握り人差し指の第二関節を
小鼻の横にあてて、そのまま頬骨のラインに沿ってくるくると動かせば
顔周辺の筋肉が適度にゆるみ、顔のたるみに効果を与えリフトアップします。